【製作ストーリー】 #7
みなさま、こんにちは。
製作ストーリー#7は、引き続き「レース模様の鳥」をご紹介します。
今回は、刺繍レースの機械についてのお話です。
是非楽しんでいただけると幸いです。
ecaL Fabric
「レース模様の鳥 Birds in a lace pattern 」
刺繍レースの機械について
上写真は、レース機で刺繍をしている画像です。
見ていただけるとわかると思いますが、横に針が一定の間隔で並んでいます。この針が一斉に上下左右同じ動きをします。並んでいる針の1本1本の調整は人が手作業で行います。
また裏側には同じ数の裏糸がセットされ、裏糸が表糸を引き込み刺繍します。
家庭用ミシンが何台も横に並んで、同時に動いているイメージでしょうか?
レースの機械といっても準備段階はほぼ手作業になり、数人で行うには長い時間と根気が必要です。
生産する時間よりも準備する時間が長い場合が多く、従業員一人に対して作業負担がかかっていましたが、皆で話し合い作業を見直すことにしました。時間になると工場内に放送を流し、他部署も協力し一斉に集まって短時間で準備をします。皆で助け合った結果、大幅な時間の短縮と作業負担を減らすことができました。
このように工場では、日頃から刺繍レースを綺麗に仕上げるための努力はもちろん、効率を上げるためにも様々なことに取り組んでいます。
こうしたことも少しずつお伝えしていけたらなと思っています。
次回は、補修作業について詳しくお話します。
最後まで、ご覧いただきありがとうございました。
次回もお楽しみに!